2019年のφPHI

これを書く五分前にこの世界が生まれました。
天井はかたく、壁はふわふわとした殻から上体を少し伸ばし、まるで137億年前からあるかのような天空を光子を受け取る器官で仰ぎ、側には愛らしくニャーンと福音を醸す神と共に息を履いては吸っています。

与えられた指令は、幸あれ恵あれ、
昨夜は夢を見ました。ヴェルファイアの後方座席では白日夢に興じていたら、知らない土地で深い川を境に隔絶された独特の文化の同人種の民族地帯に置き去りにされ、戻り賃に必要な250円を整えられた雑木林で探し求め無事に元の世界に戻る船の切符を手に入れました。

・・・

この数年とんでもない夜型生物で当局より吸血容疑の内偵調査をされる寸前でしたが、この数ヶ月生活環境が一変して見事な昼型人間に生まれ変わりました。
1日は長く、先ほど昼寝を嗜み目が覚めた直後でしたので、少し寝ぼけたままの書き出しとなりました。

さて、2019年も終わりとなります。
今年は非常に変化の激しい一年となりました。

たくさんの出店、今までなかったような機会での催事、猫様のお迎え、東京都外への移住開始。

φも三年経ち、なにか活動に関しての動きの変化に注意しながら動いていたのですが、それなりに乗り越える事象がありながらも、とてもとても有意義な一年となりました。

今年もいろんなもの作りました。
大作もやりました。
素敵な人たちとの出会いにも恵まれました、いや本当に
おかげさまで、いろんな人に知ってもらえました。

 

今のφは作家という体をしていながらも、活動内容の要の一つとしてはビジネスになっています。明言します。
収益がないと次に作品を作るための体力になりません。つまり売り上げたら未来を見ることができます。
稼がないとご飯が食べられません。。つまり、売り上げたら作業に取り掛かるための生命維持と社会的尊厳を保つことができます。
売れないと自己実現欲的に心が死にそうになります。つまり、売り上げると嬉しくてもっといいもの作る原動力になります。

それらのサイクルは、たくさんの人たちに支えてもらうことによって成り立つ。
衣食住関係ないもの好き勝手作ってる、なのに手に入れる人はそれを欲しいと頑張って稼いだ財産の一部をくれるんだよ?ってそれいつも考えてる。
φを支えてくれる人にはいつもいつも満足してもらえるように努力するのが僕らの仕事だと覚悟してやってます。これは大事にしたい。

ほぼ毎日制作でいわゆる遊ぶ余裕というものはありませんでしたが、お迎えしてくれるだろう人の笑顔を想像しながら作品をせっせと生み出す日々はとても楽しいです。
欲しいものを買えて嬉しいとはまた違う幸福実現ぽさ。こういうの大好きです。

商売とは言っても、手がけた事業ですごい儲けて一気に大金を持つと心が大きくなってその後の仕事が横柄になったり雑になるのはあるあるなので、ものをつくる・・特に持つ人を輝かせるアクセサリの制作者としては何が大切なのかをいつも見極めていたいですな。。

本当に、みんないつもありがとう。
これだけ言えば済む話なのに、

2020年もいろいろ起こるかもしれないし先のことは全くわからないのでこんな年にしたいとは申しませんが、いつもみたいにふっと面白いもの思いついては作ってるつもりです。

今後ともよろしくね。

 

メタトロンキューブ

最近黄金比ネタな作品の新作はどうした?と頭の片隅で自問自答しているわたくしφのそあーです。

図形って楽しいですね。点と線を何らかの理で結ぶと何やら意味ありげな形質が現れる。
黄金比は正方形を√5という要素からなる比率で延々と繰り返せる長方形で、この行き着くとこのなさがすでに行き着いて言える哲学的象徴として我々φPHIがそうであろうというアイコンなのですが、六角形と円も好きです。

六角形というとハニカム構造です。蜂の巣が有名ですが、なぜこんな形を発明したんだろう。
彼らは密集する巣の一つ一つを安定したいためにおそらく長い間試行錯誤して発見した。ただそれだけなのだと思う。

同じ大きさの円を7つ用意して、そのうちの一個を中心に残りの六個を敷くと綺麗に並んで、そこから六角形が見えて来るじゃないっすか。どうも力学的構造として非常に安定してるんですって。

この世界どうもそうなってるっぽい、そしたらそれを最大限に生かそうってのが生きとし生けるもの有りしあり得るものの自然な意思じゃないっすか。

何でこの世界あるんだろう。。この世界何目指してんの・・?
この世界全体に対して不可解すぎる疑問を抱えるのが僕もまた、この設定と戯れている宇宙から見たらまるでミトコンドリアのような構成要素なのかもしれません。

この六角形と円の関係なのですが、そのあまりにも出来すぎた図形ゆえに神秘性も見出されているようです。
スピリチュアルの分野では、「フラワーオブライフ」なる図形に特別な力があると語ります。
そして世界中の先人の遺物に多く見つけられるそうです。

よく考えたら、六角形と円という力学的にも有用な形の強さを気づかないはずがない。
でも、その図形を常に目にするとこに置くことで、DNAに圧縮された過去から蓄積された情報を引き出せるとは思います。その図形から点と線を様々なパターンでなぞるとひらめくことはあります。よくやります。

人間ってひとつの成果物では飽き足らず、さらに発展性を求めるようで、そのフラワーオブライフをもとに多様化させてたようです。

そっち系の知識ないから完全俺様解釈だし、自分的経験則の範囲では間違ったことは言ってない。

・・・

以上、長くて失礼しましたがそのうちの一つが「メタトロンキューブ」ということです。
強いらしい。

このメタトロンキューブがまたおもしれーんだ。
作品のネタ漁ってたまたま目に入ったのだけど、かっこいいし美しいし一発で惚れた。

この物体が意味する内容については・・

プラトン立体が全て含まれており、
フラワーオブライフからフルーツオブライフという神聖な図形が・・??
この形にはメタトロン立方体が云々、
宇宙を構成する神聖幾何学・・・
一つ上の次元・・・・おおお

ごめんなさい、はい、もっとそういうの勉強してみます。

でも、この何ともインスピレーションとネタが思いつきそうなこの複雑な形大好きです。
じゃぁ作ろ。

そいうわけで作りました。そこそこ熟練した今だから出来た。

正直、作品にするに当たってはたくさんリサーチしました。
そしたらアクセサリになっているものは結構あったんです。
自分が物体化されたものとして手に入れたい構造の品があればそこで計画終了だったのですが、そういうものはまだこの世になかったので気合い入れて作りました。

その構造というのは・・

全立方体を限りなく細い線と接点で個別に作って組み合わせた形。
ぜーんぶ切りしだしました。

切ってるとわかります。いくら線でも面積がある以上面だ!

きっと突き詰めると空になります。SKYの空ではなくEMPTYの空っぽ。般若心経のあれ。

物体があらわれると、何かしらの情報と意味がどうにも創造されてわけがわかりません。

これは、、研磨が怖かったです。それぞれはとっても脆弱です。力が加わると歪みます。
でもあら不思議、全てを重ねてカシメるとすごく丈夫になりました。

これは、両面外側の円の集合体がそうさせてるのだと思います。

透かしの層になっているので、角度によっていろんな見え方してとても愉快です。

自分の作品のポリシーは、型取りとキャストがちょっと出来ないかも・・と言わせたい意地があるので出来上がりはとても満足でした。

ゾディアックサインバングル

ここしばらく文章の組み立てが下手くそで、少し考えてみたら本を読んでないことが原因かもしれないと感じ始めました。
文章を読む機会も、業務上書類に目を通すことやネットの記事やSNSの投稿をたまに。

あと、ツイッターの投稿も未調理の思考を書きなぐってるスタイル。それに慣れきった所為とも。。このサイトの更新が後回しになるのもそれが原因。。明らかにSNSの方が多くの目につくからどうしても…

元々ものすごく頭が悪く、割と野生動物みたいな思考原理なので、常にある程度強化してないとまともなロジックが生み出せません。経験的に頭の悪さのアレは進行は早いのでヤバい。

なので、毎日の作業の隙間にネットのまとめ記事を読む時間を削いで、本を読む時間を増やそうと意識し始めるのでした。。人間って放っておくととだらしなくなってやーね。


新作バングルの紹介です。

ゾデアックサインバングル。最初はテキトーに各星座バングルという名前だった。

https://twitter.com/phi_stmpnks/status/1128259687135072256?s=20

12星座のバングルができて半年ほど。元はギニョール様の天体観測展向けに作ったものでした。

これはこれで満足してたけれど、胸のどこかに(普通だ…!)というこだわりが心に張り付いていて、じゃぁどうしたいの?と問われたら、各星座をばらしたデザイン。

最初はマークだけの案を数ヶ月熟成させた果てに思いついたのは、装着し続けてても飽きない、飽きある飽きない以前の普遍的な具にしたいという思い。

まずは占星術的・錬金術なアプローチ、そこにサイエンス要素も入れたいと考えたらこういう情報量の多いデザインが出来上がったのでした。

作品の写真ではデザインがわかりにくいので、平面図置いときます。

こういうのはウォーターマークとある程度画質劣化させておくと良いとおじいちゃんから聞いたので、なんとか読める処理にしてある。

フォーマットは統一していて、あとは数値やマークの違いなので全景を説明すると・・

左側から

  1. Right Accention -赤経
  2. Decliation -赤緯
  3. 星座名(英名)
  4. 星座マーク
  5. 太陽が宮を通る期間
  6. ナチュラルハウス 上での位置
  7. エレメント
  8. クオリティ
  9. 守護惑星(末端透かし)

となっております。

星座の位置については概略位置。
いろいろ調べて比較すると微妙に差があるのでちょうどいい数値を採用。

ナチュラルハウス というのは、占星術で主に出生時間から割り出すハウス言われる分割システムを12星座に割り振ったもの。

エレメントはそのまんま属性。火・地・風・水で構成されるいわゆる四大元素。

クオリティは性質の3区分。活動宮Cardinal・不動宮Fixed・柔軟宮Mutable

・・星座にもいろいろ要素があるというバングルとなっております。

何々月うまれだからそれがし座・・自分の生まれた星座をもっと知ることができればいいなというのと、単純にこれカッコ良さそうだったからできました。

裏側は、12星座を並べて、該当する星座の宮に太陽入れました。

今年の早い時期から6月の天体観測展には絶対だそうと決めていたもの。

手作業なので各一本づつしか作れない代物で、いざ並べた時に何が残って帰って来るか?その内訳がリサーチデータにもなると見守っていましたが、2セット作ったうちの全て持ち主が生まれたので、今後特定の星座を多めに作るとかいう考えはなくなりました。

これは作品の性格上、今後並ぶのはテーマのある委託イベントか出店のみになりそう。店舗での常設は考えてません。

このネタはバングル以外にも流用できそうなので、今後何かしらもできたらいいな。。

アストロラーベ (大きいの二つ目を作った

 

2019年も半分過ぎようとしています。昨日まで1月だった気がします。

1年365日の半分・・・つまり、2019年という資産を180日ほど食いつぶしています。
時間は動きます。僕らは太陽の一周を1日という概念で生き、今日は間も無く過去に・・未来は現在になるサイクルの中、毎日毎日何かしら活動をしています。

あと180日程つかうと2019年も終わり。もう二度とやってこない、2019年。

年末、2019年とお別れするときには「生まれてきてよかった・・」と微笑みながら消滅してほしいものです。

・・・・以上の下書きを綴ったまま半月以上経っております
割と多忙でした。


2018年の3月に、20センチほどの大型アストロラーベ を作りました。

 

 

世の中1メートル級のアストロラーベ もありますが、20センチでも十分大型と言えるので大型と言ったら大型です。

以下の記事を参照。タイトルにはその2とありますが、すでにその半年前に15センチ弱のものを作っていたので事実上オブジェタイプとしては作ったのは三つ目です。

アストロラーベ計画その2

今回、初めて値段のつくものとして製作です。

6月にギニョールさんで開催された「天体観測展&Luna Park展」にて展示。
もともと前回の天体観測展終了から間もなく、このプロジェクトの案はありました。

アクセサリー作品メインである「天体観測展」オブジェ作品を集めた「Luna Park展」
今回両方参加という形で両立させるのがミッションだったので、とっても緊張した・・。最悪期間中にできなかったごめんなさい・・という信用問題のリスクも15%頭に入れながら。

大型アストロラーベ の製作はとっても時間がかかります。。。

デザイン・・資料かき集めて独自のものとして書いてます
模様や目盛りなどの金属板への反映・・自家エッチングです・・
金属板の切り抜き・・彫金用ノコギリでぜーんぶ手で切ってます。。
金属加工・・人力・・
機材類・・ドリルとルーター

この過程、自慢していいみたいです。。十分価値が見出せる仕事なんだそうです。。

だがしかーし、万年時計を作った田中重久を越えたいという漠然とした設定があるので、それができたら本心から思うことにする。

 

今回のアストロラーベ は、土台が前回と全く一緒です。
天球座標を示すティムパンの緯度を、大阪の梅田に設定したくらい。
あと、追加ティムパンもできる細工も施した。

アイデア注いだのはやはり回転盤のリートです。平面だけど立体を感じられるようなキューブを基礎にして、その原理の中で生きとし生けるものを遊ばせてる。そんなイメージ。

特筆すべき点は猫🐈 

黄道リングに猫様がいます。以上。

アクセサリタイプのアストロラーベ のCUBE型がありまして、その中で出したかった意味をさらにはっきりさせてみた。それは、作った当人だけの秘密。立方体って世界の秘密が書いてあるとおもうんだ。。

とにかく、新婦にするはずがデザインが思った以上に綿密になりすぎた。
今後、ここまで細かいリートのアストロラーベ を作るだろうかと考えさせる作品となりました。

なお、この子はご主人様が決まりました。

出来上がって考えたことが、あとこんな大きいアストロラーベ を何基作れるんだろう。。ってことでした。。デザインを考えるネタの引き出しと、技術的な余裕と、あと何より根性などの精神論的な要素。
これからももっといろんなものを作っていたい意欲だけはすごいので、身も心も枯れないように自分の身を気にかけるようになった気がする。

 

φ phi
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