アストロラーベ- TOP

アストロラーベとは

アストロラーベとは古代の天文器具で、主に天文学者や占星術師が太陽や星の時間/位置/角度を測る為に使用されました。
機能の精度や豊富さから、大昔のアナログコンピュータとも呼ばれてます。

起源としては、BC200年頃に基本的理論が成立し、8世紀頃の中東でイスラム教の礼拝用途のため大きく発展-多く制作され、その後ヨーロッパに伝わり12世紀以降少しづつ研究者が現れ始めます。
中世ルネサンス期にはコペルニクスを始め多くの天文学者が天体の観測用、占星術にも造詣のあったジェフリーチョーサーが使用法の論文を書く等、幅広く研究,使用されました。

現代では演算装置の発展により依り緻密な計算が可能となりアストロラーベは使用されなくなりましたが、その完成された基本構造と、職人によって一つ一つ腕を振い制作されたアストロラーベの装飾の美しさから、収蔵品としての価値を持つようになり現在に至ります。

2017年 – φ phiの制作プロジェクトとして初めて古代の構造に乗っ取った真鍮製平面アストロラーベを制作、以降作品群としてそろえるにあたり、概要や使用法についても公開できるように当ページを立ち上げました。

今後、少しづつ項目を増やし機能美にも美術的にも優れたアストロラーベについてお伝えする予定です。

A Treatise on the Astrolabe – “アストロラーベの論文” 和訳

φ phi
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