忙しすぎて更新したくても後回し。やっとひと段落つき、くたばって生ける屍よろしくぞんぞんしながらなんのユーモアもなく書こうと思います…
アストロラーベを二基作りました。
中世の天文学者が天体の動きを測るために使用したアストロラーベ。20cmと5cmの二種出来ました。以前のは13センチくらい。
ティムパンという天球盤は固定で、緯度経度は東京駅 35度40 139度46にしたつもり…なので、東京駅で記念撮影。
オール真鍮の完全手作業よ。小さいのの出来にすごく満足してる。 pic.twitter.com/1wZkUZFBkb— φ✧pHì✧ (@phi_stmpnks) March 18, 2018
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数ヶ月前、そう言えばアストロラーベ作ったよな…
2018年明けてしばらく、そんなことを思い出しあれで満足してる?いや、もっとこことかそことかよくしたい、何より大きさだ…!
作ろう…一回できたから余裕やろ。スキルも上がってるはず。
そんな軽はずみな思いつきが、メンタルズタボロの後悔混じりになるプロジェクトとは全く考えもしないのだった。
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今回計画したのは、円盤の直径20cm、装飾付きで24cm、最終厚みが7.1mm。
図柄はより精緻に、目盛りはかなり細かい部分まで。迫力のあるアストロラーベをつくることになりました。
真鍮板にエッチングするのだけど、大きい分些細な歪みは仕上がりに大変影響が出る。転写も広いので失敗しやすい。
始めて2週間後、盛大に失敗しました。
全く同じ形の円盤を2つ作って溶着させるんだけど、切り終えてくっつけようとしたら互いのサイズが違う…
ないわ、ありえんわ…材料費安くないのにどうすんねん…死んだ
労力よりも無駄になった資材に懺悔。糸鋸の替え刃もこの厚みだとかなり折れやすい。修羅場となった作業台の虚しさ。
つくるのやめるか。あーもーいいやしらない。誰か作れ…野良作家名乗るのもやめたろか…やだ、僕天才のはずなのにこんな酷い挫折初めて…ツイッターみたらみんな楽しそうに遊んでるツイートしてる…何この疎外感…あれ?目から汗が…
数時間後、また真鍮板を無意識のうちに注文していたのでした。
紆余曲折、バラモスを倒した後にセーブデータが消えた音のするファミコン。アリアハンでまた人生をを始める。ないわ。
そこから2週間、色々あったができた。
失敗する前、この小さいアストロラーベもできていました。とっくに出来てた。もうそれはあっという間に。満足してテンションマックス。この時は…
早く発表したかったが、デカイのがあってこそのコレなので公開できない。
…どうしても発表の演出キメたかったのであきらめないでデカイの作った。
それが、こちらの動画です。
新しいアストロラーベが完成しました!以前作ったのと一緒に記念撮影したので宇宙マジヤバいみたいな画像をお楽しみくださいアストロだけに。
..今回の制作、一つだけと言った覚えないよ。それぞれの詳細は後ほど。 pic.twitter.com/DlUlxOaPaI
— φ✧pHì✧ (@phi_stmpnks) March 18, 2018
デカイのは本当にしっかり作れてリートと回転もほぼ完璧。安心。ただ、満足というか感動とかなくなにより安心なのと、なんだかガチなものになってしまって返ってエモらない。。
しばらく大きいのは作りたくないな…頼まれればやるけど、そんな物好きもいないことを祈る。オーダー来ればやるけど。