2019年12月に行われたグループ展”グリモワール ICICLE”の時期に生まれた作品【氷の弓矢】
氷。。雪の結晶、、冬のテイストというテーマに合った作品を。。と考えるも意外と氷モチーフで独自性を滲ませるものとなると、納得いくアイデアがなかなか降りてこない。
自分が雪の結晶という、分かりやすいモチーフをダイレクトに描くのも噛み合わない。。
そこで一旦氷という固定観念から離れてみて、自分がやりたいものをベースにしてみようと仕切り直したら唐突の弓矢。。
。。。。。。。そこに氷属性乗っけちゃえば。。
。。。。。。。。。。。あ…いけそう。。
以上がイメージがはっきりする過程。
氷の弓矢 – ICICLE BOW&ARROW。
二連にしてあって、下げると矢が弓手とクロスする様にしてあります。射手座の時期だし、弓矢って御守りみたいでかっこいいし、どうでもいいけどφphi両名弓道やってたし…そしてもっと関係ないけどこの冬は諏訪湖が御神渡りします様に… #冬グリモ2019 pic.twitter.com/pZTUmhYFVR
— φ✧pHì✧ (@phi_stmpnks) December 3, 2019
ここから作品のバリエーションに弓矢があと引くものになるとは、この時点では考えもしなかった。。。
実際に使用される弓矢の構造を保ったデザイン。昔弓道を嗜んでいたので、その経験が基本になっている部分も多い。
装着すると、弓と矢が組まれた形でぶら下がる様になっており、取り回しがいささか厄介なのを代償に見栄えの良い仕組み。
もともとは兵器という目的で造られた代物なのだけど、弓矢には何かしら物語を感じやすい。
引く者が放つためのエネルギーを引く鉉に込め、何かしらの意図を持った矢を一点集中で遠く離れた目的地へ飛ばす。。
それは人が目的を為し遂げる過程によく似ている。
善き未来を願う知性が、行先の道を開く希望に置き換えられたら。
そんな弓矢観。
思想はその後に続く弓矢シリーズにも受け継がれるのでした。
続く。